ドセタキセルという抗がん剤はどんなものなのか?

ドセタキセルとは
数ある抗がん剤のうちの1つです。

ある会社から
「タキソテール」
という点滴薬として販売されており、
点滴静注によって、
投与されます。

ドセタキセルは
ヨーロッパから出された成分を使って作られた
「タキサン系」
に属する抗がん剤です。

「微小管」
を阻害することで、
がん細胞の増殖を抑えます。

同じタキサン系の
「パタリタキセル」
と比べ、
投与量が少ない点が特徴です。

適応となるがんは、

  • 乳がん
  • 肺がん
  • 胃がん
  • 卵巣がん
  • 食道がん
  • 子宮がん
  • 前立腺がん

などがあります。

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ドセタキセルの副作用

ドセタキセルの副作用としては、
まず過髄抑制があげられます。

特に好中球の減少が顕著ですので、
投与後7日目前後は
手洗いうがいを徹底するなどして
感染症対策にはげむことが
大切です。

つまり、免疫力が下がるので、
感染症を起こさないように、
という意味でしょう。

その他、副作用としては
脱毛があります。

投与から2~3週間後に見られますが、
あくまで一時的なものです。

と言っても、女性にとって、
髪の毛が抜けるという事は、
容姿が大きく変化する事なので、
非常に辛いです。

辛い事NO.1だそうです。

またドセタキセル特有の副作用として、
浮腫爪障害があります。

ドセタキセルの投与方法

ドセタキセルは点滴注射で
1時間以上の時間をかけて
ゆっくりと静脈から投与されます。

3~4週間ごとにドセタキセルの投与を繰り返し、
がん細胞が増殖するのを防ぎます。

ドセタキセルの効果を高めることや、
副作用を抑えるため他のお薬や
放射線療法と組み合わせることもあります。

投与(中、当日、後)に現れやすい副作用の症状

抗がん剤による副作用の現れ方は
使用するお薬の種類や量だけではなく、
投与される人によってそれぞれ異なります。

ドセタキセルによるがん治療は、
手術療法や放射線療法のような
局所的療法ではなく、
化学療法という
全身的治療の一つです。

化学療法では、
がん細胞を死滅させることや、
増殖を防ぐため、
お薬を血液の流れに乗せ
全身に運びます。

この時抗がん剤が、
がん細胞以外の
正常な細胞を傷つけてしまうことで
副作用が現れるのです。

1.ドセタキセル投与中

ドセタキセル点滴注射中には、
アレルギー症状が現れることがあります。

多くのアレルギー症状は、
点滴注射を始めてから
10分以内という短い時間で

  • 息苦しさ
  • 胸の痛み
  • 発疹
  • 顔のほてり
  • 身体のかゆみ
  • 汗が出る

などが現れます。

2.ドセタキセル投与日当日から2~3日頃

点滴当日2日目以降では、
下痢や吐きけなどの症状が
現れやすくやります。

また、

  • 関節や筋肉痛
  • 手足のしびれ
  • 脱力感

などが現れることもありますが、
数日ほどで症状が治るケースが
ほとんどです。

3.ドセタキセル投与後1~2週間頃

白血球の数が著しく、
減少する時期です。

白血球数の減少により
身体の抵抗力が低下するため、
細菌やウィルスに
感染しやすくなります。

白血球数の減少は
2~3日ほどで元の状態に戻ります。

4.ドセタキセル投与後2~3週間

髪の毛が抜け始めます。
髪の毛だけでなく
全身の毛が抜けることもあります。

ほとんどの人が治療終了後
2~3ヶ月ほどで毛が再生し始めます。

ドセタキセル投与による
副作用のほとんどは一時的なもので、
投与が終了して
数日から数ヵ月ほどすると、
元の状態に戻ります。

副作用は個人差があり、
どの人にどの症状が
どの程度現れるかはわかりません。

しかし、ドセタキセルによる副作用が
どのように現れるかを知ることで
治療でどのような経過をたどるのかが、わかるだけでなく、
症状の重い副作用に
早く気づきます。

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