クロノテラピー 副作用をへらすにはどうしたらよいか

クロノテラピーとは
薬によっては
それが効く時間帯がまちまちであるから
最も効果的な時間帯に
投与するというものです。

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クロノテラピー

がんの化学療法で最近、
夜間の抗がん剤投与など
生体リズムに着目した時間治療(クロノテラピー)が
大きな注目を浴びています。

周知のように、
がん細胞を殺傷する抗がん剤は、
正常細胞に対しても
毒性を持っているものが
ほとんどです。

抗がん剤の投与量を増やせば、
がん細胞の死滅が計れますが、
正常細胞にも毒性がもたらされるので
投与には限界があります。

クロノテラピーは、
がん化学療法のこのジレンマを克服する
重大なカギになります。

人間の身体の中には体内時計が存在し、
さまざまな身体の中の働きは
体内時計に基づいて
1日24時間のリズムを刻み、

例えば、
1日のうちで
体温や血圧がもっとも低下するのは早朝ですが、
昼になるにつれて高まっていき、
最高になるのは夕方で、
その後、低下して
再び朝方に最低になります。

正常細胞が分裂、増殖する日内リズムも
体内時計に基づき、
朝から昼にかけて活発化して、
夕方から夜にかけて低下し、
真夜中にもっとも沈静化します。

一方、がん細胞の分裂、増殖リズムは一定しませんが、
真夜中寝ているときは盛んになり、
昼間は低下するほうが多いです。

この時間のズレを上手に利用すれば、
正常細胞への毒性を極力抑え、
抗がん剤の投与量を増やして
細胞により大きなダメージを
与えることができます。

抗腫瘍効果があがれば生存率の低下を防ぐ

抗がん剤の投与量が増えれば、
当然抗腫瘍効果も上がり、
事実腫瘍の縮小率が
50%以上のぼる効果を示した患者は、
通常の肝動注を行ったグループ16人中6人に対して、
クロノテラピーを行ったグループでは
4人中3人でした。

反対に

  • 悪心
  • 嘔吐
  • 白血球の減少

等の副作用の発現率は、
グレード3以上が通常の肝動注グループで
13~25%認められたのに対して、
クロノテラピーグループでは、
1人もいなかったのです。

つまり、クロノテラピーによる
抗腫瘍効果が上がれば
生存率の低下を防ぎ、
再発率も抑えられるというわけです。

抗がん剤はほとんどのものが、
副作用ばかり目立ち、
これといった効果がないのが現状ですが、
副作用を抑えつつ
抗がん剤の大量投与が可能という
相矛盾するようなことができるのが
クロノテラピーです。

副作用を減らすことにより、
患者さんの負担を減らし、
治療に専念できるということも
とてもよいことです。

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