卵巣がんって遺伝するの?確率はどれくらい

女性の病気の卵巣がんは、
遺伝する可能性はあるのでしょうか?

女性ならば、気になる点ですよね。

実は卵巣がんは、
遺伝する可能性があると言われています。

そこで、卵巣がんの遺伝のアレコレについて調査しました。

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1. 卵巣がんは遺伝する

卵巣がんは元々遺伝する病気ではありませんが、
中には親から子に遺伝して
卵巣がんが発症する場合があります。

卵巣がんは、遺伝するよりも
喫煙や飲酒等の生活習慣の影響を受け、
罹りやすいとされています。

遺伝で、卵巣がんが発症する確率は
約10%と低い数字です。

10人に1人が
遺伝による卵巣がんの発症が起きます。

家族の中で、
卵巣がんに罹ったことがある人がいる場合は
通常の人よりも
2〜4倍も卵巣がんに罹りやすくなるデータもあります。

卵巣がんを発症しやすい家系の遺伝子を調査、研究したところ、
BRCA1遺伝子BRCA2遺伝子という遺伝子が
卵巣がんの発症に関係があるという結果が出ました。

この2つの遺伝子は、
生まれつき誰もが持っている遺伝子です。

通常の役割は、細胞が持つ遺伝子が傷ついた場合、
修復して治す働きしており、
癌抑制遺伝子と呼ばれています。

生まれた時にBRCA1遺伝子BRCA2遺伝子のどちらかに変異があると、
卵巣がんに罹りやすくなると考えられています。

また、この2つの遺伝子は、
卵巣がんだけではなく
乳がんの発症にも関係があります。

遺伝によって、乳がん卵巣がんが起こることを
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)
と言います。

2. HBOCって何?

HBOCは、BRCA1遺伝子BRCA2遺伝子のどちらかに変異があり、
引き起こされる
遺伝性の卵巣がんや乳がんを言います。

HBOCの女性は、
若い時に卵巣がんになりやすくなったり、
卵巣がんに罹ってから乳がんに罹ったり、
またその逆の例もあるようです。

また、家族の中に卵巣がんに罹ったことがある人がいるケースが多いようですが、
絶対ではありません。

こういった所見で、診断がHBOCが確定されるワケではなく、
遺伝子検査といった
精密な検査が必要になってきます。

3. HBOCの治療法は?予防法はあるの?

HBOCと診断された人の治療方法は、
乳がんと卵巣がんで別々の方法が、
世界25の主要がんセンターのNPO団体である
NCCNのガイドラインで推奨されています。

HBOCで卵巣がんや乳がんと診断された人には、
定期的に検診を勧めています。

以下、NCCNガイドラインの内容になります。一部概略している所があります。

卵巣がん
・ 卵巣がんが発症する前、
出来れば出産後に左右の卵管または、
卵巣を切除するリスク低減手術を行う。

・ 手術をしない場合、
超音波検査や腫瘍マーカーといった
血液検査を若い年齢から定期的に行う。

乳がん
18歳から、自分で乳房の定期チェックを行う。
25歳から医療機関で、半年〜1年に1回程度、乳房の触診を行う。
25〜30歳または家族で乳がんを発症した一番若い年齢にMRI検査(MRI検査が出来なければ、マンモグラフィー)を行う。
35〜75歳に1年に1回、MRI検査とマンモグラフィーを行う。
・ 乳がんを発症する前に、乳房の切除するリスク低減手術を医師と検討する。

乳がんや卵巣がんになる前に、
手術をして予めがんのリスクを低くする方法は、
女性にとってショックが大きく、決断を強いられますが、
がんに対する効果は大きいようです。

しかし、定期的に検診を行うことでも
がんの具合を知ることが出来、
治療に対する関心が湧いてくるかもしれません。

4. 遺伝で起こる卵巣がんのまとめ

・ 卵巣がんは、約10%が遺伝で発症する。
家族の中に卵巣がんの人がいた場合、
2〜4倍のリスクになる。

・ BRCA1遺伝子、BRCA2遺伝子という遺伝子に変異が起きて、
遺伝性の卵巣がんが起こる。

・定期的な検診を受けたり、
前もって卵巣がんのリスク下げるために
手術の検討も必要な場合もある。

もしも、遺伝で卵巣がんに罹るかもしれないという不安がある方は、
是非遺伝子検査を行ってみましょう。

または、医療機関に相談してみるのが良いでしょう。

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